のれんが出ているかどうかで営業中かどうかの目印となります。
お店のロゴが染め抜かれて店先に出ている姿は、日本独自の文化であり
海外で見かけることはほとんど無いでしょう。
こののれん、日よけ・目隠しとしてご自宅で使っている方も
少なくはありません。新築祝いの品に迷っているというなら
贈り物として考えてみてはいかがでしょうか。
オーダー品にすれば完全オリジナル、より喜ばれるはずです。
せっかくオーダーするのなら縁起の良い柄を染め抜いてもらいましょう。
日本ならではのものだからこそ、日本古来のデザインというのがきっと生えます。
たとえば松竹梅や瓢箪などの植物・鶴亀といった生き物に
打ち出の小槌や扇に矢絣など、それぞれのモチーフに込められた意味は
知らずとも、縁起が良い物という知識はほとんどの日本人は持っているものです。
無病息災や夫婦円満・長寿などそれぞれの意味を知っていれば
より送り手の気持ちが伝わるでしょうから、贈る側はその気持ちをこめて、
そしてもしも贈られたら調べてみるのもよいでしょう。
のれん以外にも、着物やお皿などさまざまなところで見かける
デザインだけに親しみもあり、お宅のリビングにもしっくりと
馴染んでくれるはずです。
古典的意匠は年代を問わず受け入れられる!
なんとなく身の回りにある古典的意匠、たとえば瓢箪柄の場合には
あの有名な豊臣秀吉も馬印として掲げていたのです。
秀吉と言えばもともとは農民だったのが天下人にまで上り詰めた
究極の成功人ですから、それにあやかろうと庶民達もそれを真似し始めるのです。
中にはこうして広まっていったようなモチーフもあります。
昔のモチーフなんて古臭いなどと思わないでください。
デザインや色味に工夫すれば、可愛らしくもオシャレにも
大人っぽくもなります。
どんな年代の方でも気軽に取り入れることができ、
気持ち的に受け入れられるデザインなのです。
一度のれんを掲げれば、それをずっと何十年も使い続けることに
なるでしょう。だからこそ、今の年齢でだけでなくいつまでも
好きでいられるものや、お部屋のインテリアは年齢や家族構成によって
変化していくけれど、変わらずあり続けて違和感のないものが
おすすめなのです。
古典的意匠がまさに古典の時代から現代までずっと続いてきているのには
意味があるのです。あなたも取り入れて、いつまでも元気に無病息災で、
子孫繁栄して今後も幸せにいられると良いものです。
そんな生活の片隅で、決して目立たずでも常に、一緒にいるわけです。